設置例
自動車整備工場様
お客様は車のボディガラスコーティングやフィルム加工などを得意とされており、風が作業スペースに入ってくることを懸念されておりました。
設置前
1.今まではワイヤーにビニールカーテンを吊るすだけでした。風が強いため、ビニールカーテンがバタバタと動き、風や冷気が入ってくるため、工場内で作業される方は困っていました。
2.今回設置するのは「透明補強入りアコーディオンカーテン」です。
3.下地を取り付けます。今回は天井からアコーディオンカーテンを吊るすのではなく、天井から少し下の位置から吊るすので、レールを設置するための下地鉄骨を一本通します。
補強入りアコーディオンカーテンと既存のシャッターが開閉時に重ならないように注意して、下地の設置位置を決めます。今回は既存シャッターの外側に補強入りアコーディオンカーテンを取り付けます。
鉄骨がアコーディオンカーテンの重さに耐えるようにしっかり固定します。
今回は建物の原状復帰を考え、溶接による固定を行わず、すべて六角ビス(M6)を使ってしっかりと固定しています。
4.下地が出来上がれば、カーテンのレールをビス(M4テクストラス)で取り付けます。
5.レールはまず左右どちらか片方だけを取り付け、その取り付けたレールに全部のアコーディオンカーテンを流し込みます。その後残り半分のレールを取り付けます。
6.左右の両端は壁面に固定します。
たたみ代は開口幅の約5分の1程度です。
骨組(芯)が入っているので、シートが乱れることなく収まります。
7.お客様のご要望で、「シャッターを全開しなくてもよく、車が通り抜けできる程度の開口で」とのことでしたので、このように少しだけシャッターを下げて、その下に補強入り透明アコーディオンカーテンを設置させていただきました。
8.部材紹介
今回の取り付けは強風対策ということで、アコーディオンカーテンの先端に付いている取手付き開閉ポールに落とし金具を取り付け、風が吹いてもシートがバタバタしないように固定しています。
落とし金具です。
床に穴を開けて、受け金具を床に埋め込み、落とし棒を差し込むことで固定できます。
補強入りアコーディオンカーテンは2枚のシートの間に伸縮用の骨組みが入っており、風によりバタバタとなびくことが最小限に抑えられます。
両開きのため、中間の取手付き開閉ポールにはマグネットが付いており、カーテンを密閉します。
9.完成
補強入りアコーディオンカーテンを閉めた時でも、透明生地のため光が差し込みます。
車両や作業の方の出入りの際は全面を開放しなくても、片側の開閉だけでも出入りができるので、暖房効率も高めます。シャッターを完全に上げれば上部が開くため、作業場の換気も可能です。
設置開口 H(高さ)2800×W(幅)6000(両開き)
カーテン生地 透明 0.55t
レール アルミアルマイト仕上げ